2007年04月22日

都農ワイン“発”の技術が、沖縄でも生かされています (パート2)

.jpg

“進歩は常識の外にある”熱っぽく語る三輪晋氏は、平成10年より都農ワインの土づくり&栽培アドバイザーを務めています。都農ワインでの“土づくり”が評価され、3年前からJA沖縄の栽培コンサルタントとしても活躍中。都農町では、生ゴミを利用した土づくりを行っていますが、沖縄では、米ぬかや木くずを使用した“土ごと発酵”に取り組んでいます。都農ワイン発の技術が、三輪氏の指導のもと、沖縄でも成果を上げています。(パート2)は、糸満市武富のキュウリ栽培農家、長嶺さんご夫妻です。


vw.jpg

学ぼう食育学 ※JA沖縄の季刊誌「あじまぁ」3月号に掲載されました。

5年前にオープンした“ファーマーズマーケットいとまん” 地産地消とトレーサビリティーに取り組む“ファーマーズ”は、消費者と生産者が直接ふれあう場として今話題をよんでいる。

●ファーマーズのオープンが、きっかけをつくってくれたんです!
「お客さんと、お話をしながら、自分たちがつくった野菜を目の前で買ってもらえる・・・。生産者にとってこれほど嬉しいことはありません。自信をもって育てた野菜がたくさん売れて、消費者にも喜んでもらえるんですから・・・」と、目を輝かせて話す、ファーマーズ会員の長嶺真奈美さん。長嶺さんご夫妻が、キュウリ栽培をはじめたのが12年前。
農業の知識と技術をとことん追求するタイプの夫、栄さんともに夫婦二人三脚で、自分たち独自のやり方で本物のキュウリづくりを目指し続けた。
とはいっても、はじめは一生懸命育てた野菜なのに、今ひとつ消費者に対して自信がもてなかったという真奈美さん。「ファーマーズのオープンが、きっかけをつくってくれたんです。実際に消費者の前で野菜を並べる経験は新鮮で、お店に来てくれたお客様に対して、もっと新鮮でおいしく、安全で安心なキュウリを食べてもらいたいと強く感じるようになりました」それからは、夫の専門的意見をよく聞き、真剣にキュウリづくりに取り組むようになったそうだ。
「ここ数年です。自信が持てる安全・安心なキュウリを消費者にお届けできるようになったのは・・・安全・安心こそ消費者との絆になるということですね。ファーマーズは、消費者からいろんなことを学べるところ。生産者にとっては、最高の勉強場所です」
「消費者にもそれぞれ個性があるように、野菜にもいろいろな個性があります。その出会いの場を広げるのが私の仕事です。並べた野菜が空になったときは本当に嬉しいですね〜」
素敵な仲間達と、「ありがとうね」と言って買ってくれる消費者。真奈美さん自身もファーマーズに元気を貰いに行っている。そして、これからも素晴らしいキュウリをつくり続けていくだろう。
posted by tsunowine66 at 17:46| 宮崎 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 都農発 評価・受賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月03日

都農ワイン“発”の技術が、沖縄でも生かされています (パート1)

“進歩は常識の外にある”熱っぽく語る三輪晋氏。
都農町内で肥料店を営む三輪氏は、平成10年より都農ワインの土づくり&栽培アドバイザーを務めています。都農ワインでの“土づくり”が評価され、3年前からJA沖縄でも栽培コンサルタントとして活躍しています。都農町では、生ゴミを利用していますが、沖縄では、米ぬかや木くずを使用した“土ごと発酵”に取り組んでいます。三輪氏の指導をうけた農家が農林水産大臣賞を受賞するなど、都農ワインで培われた技術が沖縄でも生かされています。メディアで取り上げられた2件の農家を(パート1)・(パート2)に分けてご紹介させていただきます。


070205@@.jpg

(パート1)は、普天間さんご夫妻です。

沖縄県南城市知念は、県内のサヤインゲン栽培発祥の地で、最大の生産地として知られています。“土づくり”に取り組みながらサヤインゲンを栽培している、普天間春行さんご夫妻が沖縄タイムス「私のビジョン21」で紹介されました。

脱サラしたのは16年前・・・。重機オペレーターだった春行さんは、父の農業を継ぐ決心をした。キビ刈の手伝いほどしか経験のない春行さんにとって、農業で一家を支えていけるのか・・・不安は大きかったが、「農業はやり方次第では儲かる」という先輩農家からの助言に後押しされ、決心を固めた。何より、みんなの楽しそうに働いている姿に惹かれたという。妻の信子さんも転業し、夫を支えた。主に栽培管理を春行さんが、記帳・収穫作業などを信子さんが分担し、「ゆとりある楽しい農業経営」を目指した。特に信子さんの簿記は、管理栽培、出荷に抜群の効果を発揮した。ハウスを拡大し、出荷実績1位を12回記録。売上は、年間2千万円にもなった。経営努力が評価され、2005年に県の農産漁村ベストパートナー賞を受賞。今年2月には、おきなわ花と食のフェスティバルの品評会に出品したインゲンが、農林水産大臣賞を獲得した。
 春行さんは、病害虫に強い健康なインゲンを育て、単収アップにつながる“土づくり”に昨年から挑戦している。「今は土づくりを勉強するのが楽しい」。「儲かる農業、楽しい農業を行動で示せば、後継者は必ずついてくる」「農業には、サラリーマン時代には得られなかった喜びがある。今度は、先輩の立場で『農業っていいな』と思われるように頑張っていきたい」と語っている。
posted by tsunowine66 at 11:02| 宮崎 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 都農発 評価・受賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月24日

農林水産大臣賞 都農町が受賞!

a-IMGP2818@11.jpga-IMGP2824@222.jpg

生ゴミ堆肥化で大賞受賞!!

生ゴミの堆肥化に取り組む都農町が、環境保全型農業推進コンクールで、大賞の農林水産大臣賞を受賞しました。都農町は平成12年、都農ワイナリー敷地内に堆肥化施設“グリーンガイア”を設置。家庭や飲食店・スーパーなどから出た生ゴミを堆肥化し、農業資材として対象農家に配っています。土壌改良材または、“土ごと発酵”のスターターとして使用することで、良質な土づくりに取り組んでおり、そこで生産された農産物は市場でも高い評価を受けています。昨年11月には、町や民間業者で生ゴミの堆肥化に取り組む協議会を発足。行政主導から民間主導に変え、コスト意識を高めて事業として確立していく方針です。

a-IMGP2823@3.jpg土ごと醗酵は、都農町有機農業研究会(OFRA)の皆さんの技術です。生ゴミを堆肥化した肥料の有効活用ができる技術をアドバイスしています。作物が健全に育つために、欠かせられない土壌作り。都農ワインのぶどう園でも、ブドウの搾り粕の一部を堆肥化し、その堆肥を使い土壌作りをしています。

a-222222.jpg※2007年3月17日、宮崎日々新聞に掲載されました。受賞式で都農町の取り組みを紹介する都農町役場 農林水産課 河野課長。
また、コンクールは、環境保全型農業の確立を目指し、1995年から意欲的な農家や団体を表彰しています。今年は、全国で82の応募の中から、8農家・団体が大賞に選ばれました。


posted by tsunowine66 at 11:58| 宮崎 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 都農発 評価・受賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。